会員の声

全道の会員のみなさんからの声を紹介するコーナーです。

  ○日々の暮らしのこと

  ○趣味やサークル活動のこと

  ○世の中の動きに対すること

  ○教育や学校などに関わること

  ○その他いろいろ

なことについて、寄せていただき、全道・全国(?)・全世界(???)に紹介していきます。

 お葉書・お手紙、fax、メール、本ホームページの掲示板への書き込みなどで送って下さい。写真一葉程度も一緒に送っていただけるととても素敵です。

(2016/03/24) 小林 節 さんの講演会・・・「すごくわかりやすく、安倍ちゃんを語っていました」(小西博光)

道退教石狩・札幌支部の小西博光さんから、小林節講演会についてのお手紙(メモ?)が届きました。皆さんに紹介します。

・・・・主催 戦争法廃止!東区実行委員会(事務局連絡先 新婦人札幌東支部、東区9条の会)

 

                  東区民センター 18:00~20:00  約200人くらい参加されていました

<小林節さんの講演内容のメモ>

 

1.はじめに

  名前を間違えて紹介されるほどあまり知られ

 ていない小林節です。

  名前は人格を表しているので正確に

  こんなに肥ったあんたと結婚するつもりはな

 かったと言われた

  妻は帯広出身で美人が多い

  先週も志位さんの前に10分前座で話をした

 

2.鈴木宗男と娘の無礼さを分析する必要がある

  利権談合政治=自民党体質

  新党大地の支持が減ったからといって、民主の娘が自民に行くのは許されないこと

  共産党の悪口を言っている宗男に説得力はない

  「破防法」の件に関しては、共産党は暴力革命を言ったことはない

  ⇒「結社の自由」に対する憲法違反で公党にたいする名誉棄損に当たる

  「アカだ!」は時代錯誤だ。

  そういう人には、「赤い花が咲いている」、「赤い服、着てる人がいる」、  「日の丸の真ん中も真っ

  赤」と笑って言ってあげればいい

  

3.1人区に対し野党がようやくその気になった

  自民・公明は金があるので分断攻撃に出る

  戦争法成立の時、平和の党の公明党はどこへ行った

  憲法理念が違ったら一緒にはなれないはず、それが一緒になることこそ「野合」という

  日蓮上人の本を英文で2晩で読み、その不正や悪と戦う生き方に感動した

  寄り合ってみてお互いの良さも悪さも見えてくる。

  2回目以降はちゃんとやらないとダメ

  32の小選挙区でがんばったら自公2/3は取れない

  比例と複数区でもがんばる

  民主党が増えるが自公は減る。そうした態度に出た共産党はオシャレじゃないですか

  

4.命がけの勉強をしたことがあるが、今、命がけの言論活動をしている

  出かけて家にいないことも多いので、妻と娘がいる家には警察が警護している

 

5.「立憲主義」とは、「憲法を守れ」ということ

  アベちゃんの言っていることは、テストだと0点 「朕は国家なり」=やりたい放題の「絶対主義」

  そういう人を総理大臣にしていることに対し情けないし恥ずかしい

  ジョージ・ワシントンを尊敬しているが、効力を管理するために「憲法」をつくった

  自民党は「どうして一般国民は憲法を守らなくていいのか?」と聞くが、憲法作者なので、書き直すこ

  とはできる。

 

6.戦争のことは、日本にはジャンルがない

 「警察法」の中に、自衛隊は「第二警察」として「海上保安庁」と同等扱いで入っている。

  中東での十字軍とイスラムの戦いに対して「止め男」の役で十分だ

  「北朝鮮」のミサイル発射実験に対して、パトリオットの移動をNHK報道で流し脅威を煽っている政

  府の行為は、平和国家のブランドに傷がついてしまう。政策として愚か

  「中国」も、ベトナムと台湾に攻撃をしかけたがうまくいかなかった

  日本海側の原発は、自爆用の原爆を持っているようなもの

  

7.消費税止めは、アベノミクスの失敗を認めたと大いに言ってやればよい

  大金持ちは、しっかのため込むもの

  おこぼれをもらいたいとだれが望んでいるのか 働く国民をバカにしないでほしい

 

<会場からの質問に答えて>

①安倍政権に対し憲法学者で対抗できないのか

 ・悪事を働く官僚をわが方に取り込まないとダメ「選挙です」

②道5区選や同時選挙の動きに対して

 ・5区選挙は盛り上がっていないというが、東京の方では統一候補に対して結構盛り上がっている

  候補者とお会いしたことはないが、プロフィールを見ても魅力的なタマだと思う。何度か応援にも来る

  予定

  同時選挙も否定的にとらえないで、ダブル選を好機と見て受けて立つ構えが大事

③天皇制について

 ・意外と効用がある

  政治という権力闘争の中にあって、ケンカを浄化するアクセサリーのようなもの

  歴史的文化財として残しておけばいい

  個性があったらダメ、人畜無害の必要がある

④立場が変わったのはどうしてか

 ・30歳から「護憲的改憲論」だった

  10年ほど自民党の勉強会や会合に呼ばれて話をしてきたが、世襲議員が多くなって「政治は現実なんだ

  よ」と言われ、あまり呼ばれなくなった。

  2,3年前に樋口陽一さんに呼ばれ、9条の会とのかかわりが出来た

  母と娘の姿(わが娘をギュッと抱きしめる母)を見て「母と子の連帯」を感じ、自衛隊派遣を考え直し

  始めた

  憲法に「侵略戦争はしない」

  「自衛のための戦争はする」

  「国際連帯は国連憲章を守って行う」と記載していい

 

<上田文雄氏のあいさつ>

 ・「民主主義」ということは、地元の意志を大事にしてほしいことだと中央にもっていくことにした。

  既に立候補していた橋本さんの思いを実現させたい

 ・「市民の風」である青のシンボルカラーの旗(のろし)を街中に上げる

  ポスターでもいい、どれぐらいの旗を結集できるかが勝負

  安部政権に対し痛苦な思いをさせる

 ・本当の民主主義をつくりあげていく

  批判していくだけでなく、政治家を育て上げてないとダメ

 ・小林節さんの新書版『護憲的改憲論』を読んでスッキリした

(2014/01/20) 土井壽さん「安倍首相の教育改革は危ない」と題した投稿が,朝日新聞「声 Voice」(1月18日付)に掲載されていましたので、本人の了承のもと、upしました。

           安倍首相の教育改革は危ない

                                  無職 土井 寿

                                    (北海道 75)

 

 安倍晋三首相が日本の教育を変えようとしている。小中学校での「道徳」の教科化、教科書検定見直し、教育に関する首長権限の強化は、教育に対する強権発動そのものだと思う。「強い日本を取り戻す」に象徴されるように」安倍首相の教育論には、「文化的営み」としての教育に対する貧相な思想が垣間見られ、情けなく感じるのは私だけだろうか。安倍流教育改革とは、修身、国定教科書、勅令による教育行政の復活とどこが違うのか。2006年、第1次安倍内閣は教育基本法を強引に変え、「日本の伝統と文化を尊重」「愛国心、郷土愛」などを新たに教育の目標として盛り込んだ。

 そして今、安倍内閣は、歴史記述への国の介入が強まりかねない教科書検定の見直しや、教育の政治的中立を侵しかねない首長権限の強化などを進めようとしている。安倍首相の教育観は、日本の未来を担う子どもや青年を、平和を希求し、倫理と正義を愛する人間に成長させることでなく、「強い日本のための部品」となるよう教育することのように私には思える。

 未来社会から平和、真理、正義、人権尊重、国際連帯などのかおりを奪うなら、それは教育改革とは無縁なものとなるだろう。

(2013/08/09) 柿崎幸至さん(根室教組→道退教石狩札幌支部)から,バンドのボーカルをやっている教え子とのふれあいを綴ったお便りをいただきました。
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 私の中学校での教職生活最後の10年前の卒業生のひとりの話です
その卒業生は今24歳で現在札幌で暮らしながら、男4人でバンドを組み、彼はボーカルを担当しています。その歌は、私には“絶叫”にしか聞こえず、到底理解には及びません。アルバイトをしながら、食べるものもロクに食べず、私から見れば 『おい大丈夫か』という生活ぶりです。
  そんな彼がつい最近、歌を唄い過ぎて喉を傷め入院したことを、私は知りました。私は、喉の痛みぐらいで何で入院するのかと思いながら、見舞いに行きました。
 その様子を彼はブログに書いています。(私はこの日の午後彼を見舞って、1時間程話をしました)                       ※文中の “柿ピー” は私の愛称です。
『今朝はガーゼの詰め替えが本当に最悪で、まだ膿(うみ)が溜まってて、血もたくさん出た し、なかなかガーゼ入れれないしで、めっちゃ時間かかって、冷や汗や涙で意識が朦朧として危なかった。身体が少し冷たくなっていたらしい。こんな痛い思いは、初めてだなあ。少しずつ、今はちゃんと治そう。 
 そうそう、いきなり、中学校の時の担任だった恩師が来たの。僕が札幌出て来て一回札幌で2人で焼き肉食べて以来だから、5年ぶりくらいだと思うんだけど。 
 柿ピー。びっくりしちゃった。何の連絡もなしに、5年ぶりの再会が僕のお見舞いなんだもん。柿ピーは66歳になってた。でも、本当に10年前と何も変わっていなくて、むしろ若返ってたし、ギャグも達者だったし、相変わらずだった。テレビも見たぞと教えてくれた。
 音楽とかバンドとか業界とかを何も知らない柿ピーは言った。
「音楽はあれだろ、メジャーってのとマイナーってのがあるんだよな」
まあ、マイナーってのはないけど、僕は 「うん、メジャーとマイナーがあるよ」と笑って答えた。
すると柿ピーは、
「でもまだお前はメジャーでないよな?でも、テレビにも出たりしてさ、マイナーでもないから、うーん、ミドルだな」
って言った。ミドルなんてないけど、僕は
「そうだね、今はミドルだ」
と答えた。すると柿ピーは、
「ミドルジャーだな、ミドルジャー」
と笑ってた。それがおかしくて、僕も笑った。
 僕は柿ピーが大好きだから、柿ピーを喜ばせたい。今はミドルジャーだけど、メジャーになったときがきたら、すぐに教えてあげるんだ。僕はそういう、家族や親族や恩師や地元の友だちのためにってのが、すごくある。そのために、僕は僕の言葉で僕の歌いたいことを歌っていきたいのだ。そういう僕や僕らをわかってくれる人たちと、たまに手を取り合って、頑張っていくのだ。
 〈やわらかい心で〉
 中3の時の、学級目標。僕はこの言葉がとても好きで、今でも時折思い出す。北海道新聞の1面に毎日小さく連載されてる 「卓上四季」 を読むようになったのも、柿ピーの影響だ。柿ピーはとりあえず長生きしてほしい。また焼き肉おごってもらわなきゃいけない。退院したら、すぐ連絡しなきゃ。』
 
 退院は予定より遅れるようだ。しっかり直してほしい。辞めて10年も経過した今、改めて“教師をやっていて良かったなあ”と思いました。
 彼は中学時代から持ち合わせていた “さりげない優しさ” にさらに磨きがかかっていました。嬉しくなりました。現実は甘くないけれど、いつかメジャーになってほしい。でもずっとマイナー?でも彼は逞しく生きて行くような気がします。私はそっと応援を続けたいと心から思いました。
 
 彼を訪問した2日後の彼のブログ
『             お腹すいた。
        21時に閉まる院内のコンビニへ。
    久しぶりに誰かに向けて声を出した。さみしくなった。
 そういえば、入院してから食べたプリンの数が15個こえた。今2個食べたから。
                                本当に心の底から歌いたい。                 』
 
 “応援しているよ”と彼には届かない小さな声を出すのがやっとの私です。
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(2013/04/30) 北斗市の小俣芳衛さんからのお手紙を紹介します 

 

 むかし檜山の田舎で教員をしておりました。

 一昨日、道退教函館渡島支部の総会がありまして出席しました。

 例の学テのことが議論になりました。ながいこと学テで苦労してきた方々が大部分です。

「おいおい、また大変なことになって来ているぞ。現職の人はほとんど動けなくなっているし、退職のものどもが中心になって、父母の立場で抗議せねばだめだ」

というようなっことになったわけです。

 そちら(道退教本部)の意見も聞きながら組織的にやりたいと思いますので、各支部と連絡してやって下さい。例のとんでもない子ども向けのチラシなんかみんなに見せたいものです。

 ある参加者からは、今のままだと道退教も年金者組合と変わらなくなる……と。教育のことで署名だけでなく何かやろうという話になったわけです。

(2013/01/15)

 2013年1月10日付 朝日新聞朝刊「Voice 声」欄に、胆振・室蘭支部の山口 徹さんの投稿が掲載されていました。ご本人の了解をいただき転載します。

                             手抜き除梁で問われる「安全」
                                                                                            無職 山口 徹
                                                                                             (北海道苫小牧市 65)
 東京電力福島第一原発の事故で福島を離れざるを得なくなった住民が、一日千秋の思いで故郷へ帰る日を思い描き、国民の多くがその思いを共有している中での「手抜き除染 横行」記事(4日朝刊)を見て、強い怒りを覚えると同時に、「やはり原発はいらない」との思いをますます深くしました。、
 多額の税金を投入して発注された除染。受注したゼネコンのずさんな作業で環境汚染が拡大することは、国民の命と安全に関わる重大な問題で絶対に許すことができません。
 しかしそもそも、放射能をゼロにする安全な技術が確立していない中で、除染作業なるものは汚染物質を右から左へ移すだけのものにすぎず、「除染」という言葉で「安全」が保証された気になるという、見せかけの「安心」でしかないのではないでしょうか。
 安倍政権は電力不足による経済不安を口実に、原発の新増設に含みを持たせています。近い将来に起きるとされる巨大地震で「いまだに事故処理の終わらない福島第一原発はどうなるのか、ほかの原発で過酷事故が起きたらどうするのか。より多くの国民が住む場所を奪われ、生命の安全を脅かされるのは間違いありません。より広い地域で農地や海が汚染されれば食糧の確保もおぼつかなくなります。
 「除染で何とかなる」という幻想を振りまかず、現代科学ではコントロールできない原発は、速やかに廃炉にすべきです。

(2012/10/09) [原発ゼロ]をめざす街頭宣伝と署名

                           垂石 豊(道退教副会長、石狩札幌支部)

 JR星置駅前で毎月1回、1年半続けて署名累計が1712筆。参加者は毎回6人から10人(約半数は道退協会員)というのが取り組みのあらましです。

 当初、東日本大震災救援募金に取り組んでいましたが、「福島の原発被災者16万人」で「住んでいた土地もコミュニティーも失ってしまうかもしれない」と聞き「原発ゼロ」署名を始めました。

 継続している内に「他人事でない。道民の願いそのものだし、子や孫の代までかかる息の長いたたかいだ」ということもわかってきました。

 昨春は「電気がたりなくなるだろうが……」という反応も多く、署名数は伸びませんでした。目標を一年間で1200筆と設定したものの本当に達成できるか不安でした。しかし、今年の3月7日に1206筆となり、一年未満で見事達成しました。

 桃太郎旗を2本立て、ハンドマイクで訴えると、JRの乗降客・買い物客・通行人、時折、客待ち中のタクシーの運転手も署名に応じてくれます。

 6月29日に原発再稼働に抗議する首相官邸前20万人行動があり、7月5日に国会の事故調報告が出て「事故は『自然災害』でなく『人災』である」と断定された頃から加速がついて、7月7日に1531筆達成。

 9月7日には、「この前、民主に入れたけどがっかり」「もう賞味期限切れだね」「うん、自民もだめだし、どこに入れるか考え中だ」という反応を聞かせてもらいながら、ついに1646筆となりました。

 その後情勢の発展もあり、いま「即時原発ゼロ」新署名に取り組み中。政府は「2030年代に原発ゼロ」と言いつつ再稼働を続け、新規の大間原発も作るし、40年先まで「ゼロ」を先送りの様相。政府の意見公募でさえ8割が「即時ゼロ」なのに、国民とのギャップが大きすぎます。

 だから粘り強く続けていきます。雨ニモ、風ニモ、雪ニモ負ケズ、「毎月1回」を合い言葉にして……。

国民が「オスプレイいらない」「原発いらない」の声を上げ続けることが大切

 

          奥 村  勝 実 (道退教石狩札幌支部:)

          ※左の写真は、原発再稼働反対・原発ゼ

           ロ金曜行動での奥村さん

 

 私は、本土の200人の一人として、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」に参加してきました。
 一日目の夜、本土からの参加者と「沖縄統一連」の交流集会がありました。代表の新垣繁信氏の歓迎と連帯の挨拶があり、事務局次長の大久保康裕氏の「沖縄の基地問題とたたかい」と題して講演がありました。日米同盟は変質して、深化、拡大して、個別的自衛権から集団的自衛権に変わり、アメリカの地球規模に広がった動的防衛力になり危険な兆候になりつつあることを指摘し、その中から危険で安全性の保てないオスプレイの配備となり、沖縄県はもとより全国にその訓練が広がりつつあることを告発していました。
 だからこそ、平和憲法や九条を守る県民の強い意志を示す県民大会の重要性を認識させるものでした。
二日目は、8時半に前島のホテルに集合し、今回のメインである県民大会の会場である宜野湾海浜公園に向けて50人乗りバス2台で出発しました。炎天下のもと、9時半には会場入りし、場所を確保し、旗を揚げて準備しました。大会参加者は、県内各市町村から続々入場し、ほぼ満席の状態になりました。
 私は、時間に余裕があったので、赤のTシャツとオスプレイ・ノーのプラカードで決め、両腰横に自転車のラッパを付けて、鳴らし鳴らし会場を練り歩きました。大会に参加し緊張した様子の子どもたちが、ラッパの大きな音を聞いて驚き、また表情が崩れ笑ってくれた姿が印象的でした。
 大会は、11時かっきりに始まり、大会事務局長の照屋守之さん(県会議員)の大会を盛り上げる司会で始まりました。開会宣言の後、喜納昌幸さん(県会議長)を始め6人の共同代表が次々に「オスプレイが欠陥機であり、住民の頭上を飛行するなど到底認められない」と告発し糾弾を求める挨拶が続きました。
 私は、2年5ヶ月ぶり、2度目の県民大会参加でしたが、いずれの言葉も胸に深く突き刺さり衝撃と感動を覚えました。
 そもそも、オスプレイ配備は、日米の長年にわたる配備強行計画であり、海兵隊の戦争力の強化に加担する何ものでもないのです。世界一危険と言われる普天間基地に、世界一危険と言われるオスプレイを配備することは、沖縄県民の99%が容認することができないものであり、だから、沖縄県内の41市町村全てで反対決議を上げ、沖縄県議会も2度にわたり党派を超えて全ての党派を上げて全会一致の反対決議を上げている通りであります。
 大会の後半に、加治工綾美さん(沖碍国際大学学生)が、「この青い空、土地、海も県民のものだ。」と訴えたことは、真っ当な言葉であり、一斉に大きな拍手がわき起こりました。
 それに対して、仲井真知事の欠席とメッセージのみには、会場からブーイングが上がり、知事に対する参加者の大きな不信感を表現していました。
最後に司会者から、これは闘いの出発点であり、今後は各界のより粘り強い運動を提起して12時過ぎに無事終了しました。
 今回の大会は、はっきりと「普天間基地の閉鎖、撤去要求」を全面的に打ち出したことも画期的なことでした。
 大会が終わって、またバスに乗り嘉手納町の道の駅で昼食休憩を取りながら、嘉手納基地見学をし、沖縄戦の激戦地、宜野湾市の嘉数高台で、街のど真ん中を占拠じているオスプレイの予定地である、普天間基地を見学し6時過ぎにホテルに帰りました。
 三日目は、ホテルで朝食をすませた後、沖縄戦の悲劇の一つである、「戦争中の沖縄から鹿児島県に向かう、学童疎開船が米軍の潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した」対馬丸記念館を初めて訪ねました。戦争の悲劇を繰り返してはならないことを、改めて胸に刻みました。
 今回の県民大会は、宜野湾海浜公園に10万1.000人、宮古、八重山集会に2,000人合わせて10万3,000人が参加し、大成功しました。東京でもそれに呼応して東京沖縄県人会などの主催による「国会包囲」行動が取り組まれ、1万人が参加し人間の鎖で国会を包囲することにでき大成功しました。
 私は、主権者国民が「オスプレイいらない」また、国民多数が「原発いらない」の声を上げ続けることが大切だということを改めて実感しました。歴史を作るのは国民です。また、国民が動くとき、歴史は動きます。皆さん、平和で豊かな21世紀を作るために、お互いに声を上げ、頑張りましょう!

(2012/09/03)

原発を動かす理由はなかった

           原田 勇 (石狩札幌支部〈厚別〉、厚別/白石子育てクラブ事務局長)

 関西電力管内では先月26日までの8週間で事前の需要予測を10%も下回り、原発なしでも余力があったことが分かった。関電の広報担当者は、「現時点では原発がなくとも供給力は維持できた」と認めた。
 政府や電力会社が、関電大飯原発の再稼動を決めた理由は、「原発が動かなければ大停電になる、日本経済が大混乱する」だった。一体どういうことか。ハッキリしたことは原発を動かす理由はなかったことだ。福島をはじめ、故郷を追われた人々は今も不安や怒りで葛藤している。私たちは未来を担う子どもたちをしっかりと教育する観点から、被災した子どもたちを支援する活動を皆さんに支えながら進めています。

2012/09/07)このほど、北海道新聞朝刊「読者の声」欄に掲載された道退協会員(札幌支部)の池内省子さんの投稿を紹介します。

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いじめ助長する過度の競争主義

              教育相談員

                   池内省子(71)

                    (札幌市西区)

 大津市のいじめ自殺の報道がありましたが、私が相談員を務める「北海道子どもセンター」にもいじめの相談が寄せられています。中には死にたいという中学生もいて心が痛みます。大津では3人の子どもが告訴され、夏休み中に約300人もの子どもが警察の事情聴取を受けています。

 今、子どもたちの中には小さい頃から親や学校の厳しい管理と激しい競争で心を痛めたり体調を崩したりして、ストレスがたまりパンクしそうな子もいます。それでも子どもは親に心配をかけたくない、いい子でありたちとけなげに頑張り、ストレスが増大します。

 昔から学校にいじめはありましたが、過度の競争主義的教育はそれを深刻なものにしています。

 周りの大人は子どものSOSを見逃さずに子どもに寄り添った対応をし、教育委員会は先生を励まし、もっとゆっくりした教育ができるよう条件整備すべきだと思います。

 

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(2012・06・11) 全退教20周年全国コンクールの優秀賞受賞!

                            藤田耕造(石狩・札幌支部)

 

いつもご協力ありがとうございます。

支部便りと「どっこい」のダブル受賞審査に当たっての「評」が届きましたのでお伝えします。

ダブル受賞は札幌支部のみ。(応募は全国80数支部)

 

メーデーの後の交流会で、おこがましくも「必ず賞を取る」と宣言していたとおりでしたが、最高です。

支部の活動が、きちんと認められたのですから、感涙です。

これは、支部の活動が豊に展開されている結果ですから、全会員に贈られた栄誉です。

 

この賞の中にたくさん教訓がありそうです。

20年間の節目に、高齢者の会の活動、退職教職員集団の支部活動のあり方、

その中で果たすべき支部便りのあり方、それを支える組織のあり方…等々今、整理してみたい問題です。

ありがとうございました。

 

スタッフ一同、道退教のために役だった喜びを伝えながら、感謝申し上げます。

新たな前進を進めるために、この「評」を下に、私たち自身の頭で考えた「評」をしっかりとしようと思いますので、

いろいろと感想や意見をなどを聞かせて下さい

全国コンクール評価コメント.pdf
PDFファイル 84.8 KB

(2011/11/30) いつもお世話になっています。私の小さな体験です

                             柿崎幸至(石狩・札幌支部)

いつもお世話になっています。

私の小さな体験です。

驚いたのは道庁の運動を、道庁とは全く関係ない人が請け負って行っていることです。問いかけに答えられないのは当然ですね。知りませんでした。4人が4人とも道庁部外者です。一人くらい道庁関係者を配置すべきですよね

北海道農政部農政課へ問い合わせたメールと返答メールも紹介します。

道農政部とのやりとりのメール.pdf
PDFファイル 204.4 KB

(2011年9月)

原発再開、世界に宣言は早すぎ   
                       鈴木 英雄(石狩・札幌支部:朝日「声」より転載)

 

 野田首相は国連の原子力安全に関するハイレベル会合で、現在停止中の原発の再稼働や新興層などへの輸出継続を視野に入れ「日本は原子力発電の安全性を世界最高水準に高める」と演説した。
 福島第1原発の収束はもちろん、溶融後の炉心の状況すら十分に把握できていない段階での表明に憤りを覚える。どこに「安全性」を確保できる根拠があるのか。
 また、福島第一原発の「放射性物質の放出量は事故当初に比べ、400万分の1だ」と述べているが、現在も大量の放射性物質を放出し続けていることに変わりはない。国内のみならず不安を抱きっつ見守っている海外諸国に対しあまりに無神経だ。
 また、所信表明演説では「脱原発依存」を望む国内世論に配慮したかのように「中長期的には、原発への依存度を可能な限り引き下げていく」と述べていたこととどう整合するのか。
 私は少なくとも福島第一原発事故の収束を実際になしおえ、検証が完了するまで原発の再稼働は停止すべきだと思う。それは事故に苦しめられている福島県民への最大の配慮でもある。

(2011年9月22日)

                         「 語 り 継 ぐ 」  

                  多田真理子(渡島・函館支部便りNO.86より)

 

 私は戦後に生まれたので戦争の実体験はない。しかし、そう遠いことでもない。父は学
徒出陣で出征し、伯父はサイパンで戦死している。祖母は箱の中の石ころになってしま
った伯父の死を受け入れず、自分が死ぬその日まで帰りを待っていた。
 私は、父の代わりにサイパンにいき、バンザイ・クリフに立った時、はじめて伯父の
死を感じた。そして、あんな小さな戦車で武器もなく戦ったのだと思った時、若い彼ら
を不条理な死に追いやったものを心から憎んだことを思い出す。
 今回、お二人の体験と会場の発言を聞いて、改めて、「どんな理由があっても二度と
戦争をしてはいけないこと」、私たちにとっても「戦争は終わっていないこと」を強く
感じた。なぜなら、慰安婦問題をはじめ、様々な問題があるにもかかわらず、歴史の真
実を知らされてはいないからだ。たとえ、負の遺産であったとしても自分の国の歴史を
きちんと知らないことはとても恥ずかしいことだと思う。本当のことを知って謝罪すべ
きことはきちんと謝罪しなければ新しく出発はできない。そうでなければ、日本国憲法
がどんなにすばらしいものであっても、自分の心の糧としてその精神を生かすこともで
きないし、再び同じ過ちを繰り返しても「過ち」と認知できず、痛みも感じないかもし
れない,今、自分がそうなっているようでとても恐ろしい。
 来年から使用される予定の中学校歴史の教科書を見る機会があった。その中の数社は、
第2次世界大戦をあえて大東亜戦争と表記し、理由については、あたかも日本がアジア
の平和と民族を守るために仕方なく立ち上がったかのように記述している。そして、マ
ッカーサーの言葉として「自分の不利も省みず、戦争を終結させた天皇の勇気」をたた
えている…今はその間違いを正すことのできる人々がいるから声をあげることができる
が、年月が経ったら・・・・教科書でそう教えられたら子どもたちは何の疑いもなく真
実として受け入れるだろうし信じてしまうだろう。そんな社会にしてはならない。
 3000万余の命が犠牲になったことを意味のないものにしてはいけない。だから、
私たち-人ひとりが歴史の真実を語り継いで行かなければならないと思う。語り継ぐ場
は何処でもいい。誰でもいい。どんなことばであれ、誰が言ったことであれ、真実は必
ず、伝わり、残っていく。そして、歴史として語り継がれていく。
 もっと、みんなの体験を聞かせていただきたいと思います。それぞれの戦争を語り合
うことによって事実が紡がれ、歴史となっていくのですから。
ありがとうございました。

「今だからこそ、子どもを危機的状況から守り、

               健やかに育てる運動を!」

 

                           原田 勇(石狩・札幌支部)

子どもを育む学校・地域が原発によって生活困難な地域(学校)へと変節させられた。

原発による放射能汚染から子どもを守るために札幌厚別区には約540名が避難してきている。(道内全体では3,220名。内札幌市が1,435名と全体の44%に上る。朝日新聞朝刊9/10付)

私たち厚別・白石に住む教育関係者を含む有志は、避難してきた子どもを守り、育てる観点から避難者宅へ家具・家電運び、「避難児童生徒修学支援一時金」給付の支援、子どものお勉強会、「被災者支援コンサート」を行ってきた。9月からは、秋の遠足や集会場を借りての「子どもふれ合いクラブ」を実施する予定である。

避難してきた人たちは、被災地に残っている人たちから「故郷を捨てて逃げた」と非難されている。私たちは彼らを孤立させずに、被災地の人と共に「原発ゼロ」、「早期復興支援」のために息の長い活動を進めたいと考えている。子どもを危機的状況から守り、健やかに育てること、これは、教え子を戦場に送らない!(実は侵略者として戦場に送っている)の原点に立った根本的な教育運動ではなかろうか。

(2011年9月)



(2011年8月)

           原発問題の講演を聞いて
                              小坂 利幸(石狩・札幌支部)
 六月十九日、札幌で開催された小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)の「核・原子力問題の真実」というテーマの講演を聞いた。会場には、五百人分の席が用意されたが、そこに八百人以上の人が詰めかけ、通路やロビーに立って聞く人もでる状態でした。小出さんは、大勢の方に参加いただいたことを感謝しながら「今回の東日本大震災と福島第一原発事故の発生について、戦争が起こったのにも匹敵する大変なことで、原子力の研究に携わってきた者の一人として大変申しわけなく思っている」と述べた。
 講演は、スクリーンを使いながら、はじめに人体における放射線被曝について話した。そして、大人より成長期にある子どもほど体内での細胞分裂が盛んであり、その時期に放射能の汚染を受けると、細胞のなかの遺伝子が損傷される。そのため、子どもの放射線癌が増加すると説明した。
 また、日本に現在、五十四基の原発があるが、これを建設していく過程で、原子力推進派の人達は「原発こそが、日本の未来に夢を与えるものである」と国民のなかに宣伝していった。しかし一万では、原発を都会のど真ん中につくらせないため「原子炉立地審査会指針」なるものを決めた。福島第一原発などは、本来、東京電力の給電範囲の関東地方のなかにつくられるべきなのに、福島県の海岸につくられ、福島県民に大きな被害を与えてしまったのである。
 講演終了後、質問時間があり、「放射能で食べ物が汚染されているとき、この食べ物にどのように対処したらよいのか」と主婦の方から質問があった。小出さんは、「原則的には、汚染されたものは拒否したいところですが、これまで原発にきちんと反対しないで、その恩恵を受けてきたわれわれ大人の一人一人にもその責任があると思う。その反省から、汚染されたものは、できるだけ大人の方が引き受けるようにし、そして、放射能の影響を受けやすい子どもたちに対しては、被曝を避けるようにすることが重要である」と話され、二時間近くにおよんだ講演会は終了した。福島第一原発の事故がおこる以前から、原発問題には関心をもち反対してきました。そして今回、専門的に原発問題を研究されてきた小出さんの講演を直接聞くことができ、また書かれた書籍などを読む機会もあり、はっきりと「原子には未来はない」と確信することができました。

(2011年7月)

 

被災地のボランティアに参加して         網走支部 高谷 喜平

 

「自分にも何かできることはないだろうか」そんな思いで、岩手労連のセンターが立ち上げたボランティアに応募し、4月30日から5月5日まで被災地の岩手県大船渡市に行ってきました。

 ボランティアの内容は、道路のヘドロや瓦礫の始末、住宅の泥だし、仮設住宅への生活物資配給、壊れた車の持ち主捜しなど、様々な活動をしました。

 被害の状況をカメラにたくさん収めました。被災地の方の誰もが「ぜひ、このありさまを多くの人に見せてほしい」と訴えるような言葉は印象的でした。

 また、ボランティアを受け入れている役場や社会福祉協議会の職員の方々も、自分が大変な被害に遭いながら献身的に仕事をされている姿に心を打たれました。応援のため、全国各地各地から自治体職員が交代で駆けつけています。

 地元に帰った5月末、佐呂間町の町議会議長さんと町長さんに「町職員のボランティア派遣」の要請文を渡しました。

 4ヵ月を過ぎても,被災地はまだ多くに支援を必要としています。これからも被災地のためというより、自分のためにという思いが強いのですが、自分にできることを継続していこうと考えています。

お待ちしています

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下のPDFをひらいてご記入の上、近くの道退教会員/支部/本部の届けて下さい。

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